「素人は株に手を出すな」は本当?

昔から「素人は株に手を出すな」とか「素人は相場に手を出すな」とか言われます。
しかしこの言葉、根拠を添えられていません。
○○だから株に手を出すな、という言葉になっていません。
長い時間をかけてそぎ落とされてきたのか、理屈は難しいからということなのか、とにかく危険だから根拠の前に言うことを聞けという意図なのか、いずれにせよその言葉だけでなるほどとは思えません。
なぜ素人に株は難しいのか、少し考えてみましょう。

 

「手を出すな」と言う側の意図は何か。
それはキケンだからです。
株はキケンだと言いたいのです。
キケンとは何か。
それは、お金を損する、という意味です。
「素人はお金を損するキケンがあるから株に手を出すな」
と言っているのです。

 

しかしそれでも、becauseを入れられていません。
なぜなら、は何でしょうか。
この言葉を聞いている素人は、素人だから、becauseに続く文章は分かるはずもありません。
でも大抵の素人は、その前の文章までを鵜呑みにして、株は怖いんだ、手を出さないでおこうと思ってしまうことでしょう。
私は、この言葉はまずい言葉だと思っています。
それは、この言葉を信じて日本人が株に手を出さないから、日本の経済にブレーキをかけている、と考えているからです。
日本人が株をやらないと、景気にブレーキがかかるのです。
どういうことでしょうか。


みんなが株を買うと景気がよくなる

なぜ日本人が株をやらないと、景気にブレーキがかかるのか。
逆に、株をやらないということはどういうことかを考えてみましょう。
株を買わないとすれば、そのお金はどうするのでしょうか。
そうです。
貯金するのです。
日本人は貯金大好き民族なので、資産イコール貯金だと思っています。
資産の中には貯金だけでなく、その他の金融資産や不動産もあるよ、とは思っていないわけです。
その他の金融資産とは、株、債券、投資信託、出資などです。
不動産とは、土地やマンションなどの事です。
これらすべてを合わせて資産です。
ところが、日本人にはそれらが頭にありません。
資産イコール貯金と決めつけています。
これがまずいのです。

 

貯金をするとなぜまずいのか。
貯金はいいことじゃないか、無駄遣いしないのだから。
いえ、逆です。
無駄遣いしないといけないのです。
貯金はお金を使わない事だから罪なのです。
だから日本経済にブレーキをかけてしまうのです。
なぜ貯金をすると日本経済にブレーキをかけてしまうのかを考えてみましょう。


給料がなぜ上がらないのか、上がるとしたらなぜか

もう久しく給料が上がらないと言われている時代です。
15年か20年か。
バブル以後のことです。
ではなぜ給料が上がらないのでしょうか。
それはひとえに、会社の利益が上がっていないからです。
会社の利益が十分上がっているのに給料も上げない、ということはあまりありません。
経営者の上げたくないという心理はありますが、基本的には会社の利益が上がれば給料もあがります。
(先進国では労働者の権利が強く保証されているので、給料を下げる事はほぼ許されていないため、一度上げるとやっぱりやめたと下げづらいので、給料を上げたがらない。その代りボーナスを上げることで対応する会社が多い)

 

それでは、企業の利益が上がるとはどういうときでしょうか。
それはその企業の製品が売れる時です。
サービスが売れる時です。
簡単ですよね。

 

では、企業の製品が売れる、サービスが売れるのはどういうときでしょうか。
それは、日本人がお金を使う時です。
わかりましたね?

 

つまり、お金を使わないで貯金ばかりしていると、結局企業の利益が上がらないので、自分たちの給料も上がらないのです。
そして給料が上がらないから将来が不安になり、やっぱりお金を使わないで貯金するので、またまた企業の利益は上がらずに、結果として給料も上がらない。
負のループです。
たしかにバブルの崩壊は、先に景気の悪化があったかもしれませんが、そこから20年もの間抜け出せなかったのは、不安に駆られお金を使わずに貯金していた日本人自身のせいでもあります。
景気を好転させる機会を自ら止めていたのです。
方法あったのに、です。
方法、それはお金を使う事、ものすごく簡単な事だったのに、です。


貯金以外の方法は何か

ではこのバブル崩壊以降の20年、日本人はどうするべきだったのでしょうか。
お金を使うべきだったのです。
使う使うと言っても、では何に使えばよかったのでしょうか。
簡単です。
身の回りのものをためらわずに買えばよかったのです。
テレビを買い替えればよかったのです。
新車を買えばよかったのです。
新しい服を買えばよかったのです。
旅行に行けばよかったのです。
エステに行けばよかったのです。

 

そして、金融資産、不動産を買えばよかったのです。
金融資産や不動産は、お金を使うと言っても、他の物やサービスと違って、消えてなくなりません。
もう一度お金に戻せる資産です。
お金に戻せるから資産、とも言えます。
可逆性があります。
ですから、株や土地を買うことは、決して浪費ではありません

 

本当に素人は株に手を出してはいけないのでしょうか。
いえ違います。
景気を良くするためには素人こそ株を買わなければいけないのです。
古い根拠のない迷信にとらわれてはいけません。
このサイトで少し株の事を一緒に勉強してみましょう。

 

 

10万円借りる